久米島ホタルの会だより

閉館時間を過ぎた頃に、「この鳥、全然飛ばないさぁ～。」と、

島の人が保護してきてくれたのは、

久米島中、どこででも見ることができるキジバトでした。

ほんの少し、くちばしがゆがんで見えましたが、

羽根も足もしっかりしていて特に問題はなさそうでした。



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でも、連れてきてくださった島人からキジバトを受け取ろうと、抱き上げた瞬間、

すっごく軽かったので、きっと、事故にでもあってしまい、

十分に餌をとることができなくなったことで、体力を失っているのだと考えました。



とりあえず、自力でエサをとることができれば、問題はないので、

大きめの段ボール箱に餌と水を入れて、様子を見ることにしました。

翌日、嬉しいことに入れて置いた餌が減っていたので、そのままの飼養を続けました。

そして、それから3日間、餌を与え、閉じ込め過ぎて飛べなくなってしまう前に

ホタル館の近くで放鳥しました。



久米島で、居るのが当たり前の鳥の代表のようなキジバトですが、

こうして、気遣ってくれる島人の優しさに守られているのだと嬉しくなりました。



どうもありがとうございました（キジバトより）。

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