久米島ホタルの会だより

久米島空港近くにあるレンタカーのＪ店から、

「体が赤くて、胸のあたりが黒い小鳥が、窓ガラスにぶつかり

保護しています。」という連絡があり、受け取りに行くと、

なぁんと、びっくり！！



久米島で、初にお目にかかるアカヒゲの立派なオス！

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黒い髭に例えられている胸の模様は、まぎれもないアカヒゲの特徴です。



Ｊ店の職員の皆さんにも、私の興奮度が伝わり、

随分盛り上がってしまったのですが、残念ながら打ち所が悪く、

沖縄本島の獣医師へ送る間もなく、寿命を終えてしまいました。

でも、実は、この日よりも2週間ほど前に、久米島小学校でも

アカヒゲの若い個体が、保護されていていました。



この子は、とっても元気だったので、ホタル館の館長から

このアカヒゲという名前の由来や、薩南諸島から八重山諸島までを渡る途中で、

久米島を経由すると言われているのに、久米島での目撃例が非常に少ない事や

国の天然記念物で、環境省の絶滅危惧Ⅱ類、種の保存法の国内希少野生動植物種に

指定されているとても貴重な国際的にも保護が必要とされる保護鳥ですと説明があり、

久米島小学校で大切に保護してもらえたのは、本当に良かったと話してもらいました。





その後、直ぐに久米島の野鳥保護区であるダルマ山の鳥獣保護区であり

自然公園法の特別保護区でもある森に放鳥することができました。







写真を取る間もなく、勢いよく飛び出して行ったのは、ちょっぴり残念だけど、

心は、とっても晴れやかです！


　　　ホントウアカヒゲ

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