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久米島ホタルの会
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てぃーだブログ › 久米島ホタルの会だより › ∟昆虫

アサギマダラとツワブキの花

冷たい北風の舞う季節になると、

久米島の山のふもとの集落や森の林縁部の道沿いには、

すっと伸びた茎に黄色の菊に似た花を咲かせる

ツワブキの花が目立つようになります。



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以前、久米島でウォーキングを楽しまれているFさんから、

「この島では、ちいぱっぱっ!と言う愛称で愛でているんですよ。」と、

教えて頂きました。黄色い花の色や姿、そして

”ちいぱっぱっ!”という音の響きからも、

元気なビタミンパワーが溢れだしているような気持ちになります。



野草として有名で、美味しい食材の一つとして私たちに季節の味を提供してくれる植物です。

しかし、有毒物質のピロリジンアルカロイドを含んでいるので、アク(灰汁)抜きは必要です。

この花に、この時期蝶々が良く舞っています。特にアサギマダラが目立ちます。

アサギマダラは渡りをする蝶で、秋から冬にかけて県内各地で見つかります。

メスは食草(県内ではサクラランが多い)に産卵し、幼虫は冬場に育ちます。

沖縄などの温かい南の地、南の島などで冬を過ごすのは幼虫やさなぎです。

春に羽化した蝶は再び北上、新成虫は北へと旅立つ「海を渡る蝶」として有名です。



ところが、このアサギマダラにとっては、

秋から冬に咲き続けるツワブキはとても大切な吸蜜植物の一つです。

特にアク(灰汁)方が大切なのです。このアサギマダラにとって、毒のピロリジンアルカロイドを

効率よく取り込むために、ツワブキの花の蜜を吸い、体内にたくわえることが必須であり、

シロハラなど冬鳥が多い沖縄で捕食から身を守るためには必要な行動です。



さらに、ピロリジンアルカロイドは、オスがメスを惹きつける性フェロモンの

原料にもなっているので、ツワブキには特にオスが多く集まります。

そのため、ピロリジンアルカロイドは常に足りない状態なのでしょう。

今年は、昆虫が大好きな鳥も多いのでアサギマダラは、常に狙われています。



実際、オスは、メスを探すために飛び回り、とても目立ちます。

オスだけにある後翅の黒い性斑は、鳥によって襲われた時の攻撃目標、

目玉模様としての役割を果たしています。

おそらく、鳥に襲われたと思われる跡の付いた蝶もいました。

斑紋への攻撃は、身体を守り、毒蝶であることを強く学習させる効果があります。



冬休みには、アサギマダラのマーキングは終わっていますが、

北風と太陽を楽しみながら、島に留まっている成虫のアサギマダラや、

卵から孵化した幼虫の姿を探してみるのも、けっこう楽しいものだと想います。ピース



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2012年12月24日 19:19
Posted by 久米島ホタルの会
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サキシマフヨウとオキナワクマバチ

かばいろ久米島ホタル館のサキシマフヨウの花の中で、花粉にまみれているのは、

真っ黒なオキナワクマバチ達。



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近づいてみると、久米島中のクマバチが集まっているかのように、

ブンブンと大きな羽音がします。





オキナワクマバチは、子どもの親指くらいの大きさもあるけれど、

どんなに近づいても、ぜ~んぜ~ん、襲ってくる気配がありません。



彼らはそんなことよりも、次々に開く新鮮な花の花粉を、集めるのに一生懸命です。



もちろん、花の蜜もご馳走です。食事



よく見ると、黒いクマバチの飛行線に混じって、

リュウキュウミスジや、アカタテハの樺色(かばいろ)も、





「わ~い、ご馳走だぁ~!」とでも言うように、軽やかに青い空に映ります。



台風後の痛々しい傷跡は、久米島ホタル館の川にも森にもいまだにひびいていますが、



その痛みを和らげてくれるようにやさしいピンク色をしたサキシマフヨウの花は、



奇跡の様に満開の花を咲かせ、見る人のこころハートを、ほっと、和ませてくれます。



久米島ホタル館は、人にも生きものにもやさしい場所なのです。ニコニコ

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2012年11月03日 22:13
Posted by 久米島ホタルの会
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赤トンボの季節

毎年、秋の季節風に乗って、

鳥やトンボや蝶々が久米島に飛来します。

台風の後には、久米島では珍しいお客さんを目にします。

顔の白い小さな赤トンボです。


   オナガアカネ おす

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今年も、台風17号の後、北西の季節風がこの赤トンボを

大陸から海を越えて、久米島まで運んでくれました。


       オナガアカネ おす


       オナガアカネ めす       

メスは、名前の由来となる腹端の産卵弁が非常に長いのが特徴です。


    オナガアカネ めす

それで、名前は、オナガアカネ!

枝先に止まっては、時々周辺を飛び回ります。



毎週、ホタレンジャーと一緒にホタル館からダルマ山までを歩いて行っている

モニタリング調査の結果から、ホタル館周辺が一番昆虫の種類が多く、

ホタル館周辺の谷筋には、大陸から飛来する昆虫も含め、

多種多様な生きものが集まっている事が解ります。



トンボや蝶、バッタ、コオロギ、セミと・・・ホタル館は今、とても賑やかですよ。

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2012年10月08日 17:47
Posted by 久米島ホタルの会
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アズキを食べる蝶

日当たりの良い原野や道ばたに生える草花が、

小さい姿なのに、ハッと目びっくり!を引くのは、

周り中緑色の葉っぱから、浮き出すように凛とした

花の色の効果です。



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その花に魅せられて、ガサガサっと産毛の生えたような葉っぱを

かきわけて見ると、角のように真っ直ぐ伸びた

緑色のお豆の鞘を見つけました。



この植物は、コバノツルアズキ、マメ科の多年草つる植物です。

そしてこの植物の葉っぱや花、小さなアズキに似た豆が大好物なのが、

小さな蝶々のオジロシジミの幼虫達です。

何気ない足元の下草や茂った草木は、

小さな生きもの達の大切な食料庫なのです。



そして、食べられっぱなしに見える植物たちも、

生きもの達に食べられた後の糞を、再び肥料として取り込みながら

こうして、小さなかわいい花を咲かせているんです。



ホタルの会では、この島の楽しみ方の一つとして、

こうした小さな生きもの達のつながりの関係に

ちょこっと、気づいてもらう事をお勧めしていま~す!ピース

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2012年09月28日 19:26
Posted by 久米島ホタルの会
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カマキリの赤ちゃん

久米島ホタル館のアクアリウムの中で飼育していたチョウセンカマキリが、

大きな卵を2個も生んでいました。

その卵から、続々と小さなカマキリの赤ちゃんたちが孵っています。



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本土では、卵で越冬するカマキリですが、

沖縄や久米島などの南西諸島では、カマキリの孵化が、2回転で見られます。



2日前は、暖かかったホタル館の芝生に、冷たい雨が霧のようにかかっていますが、

沢山の赤ちゃんのカマキリ達の餌は、閉ざされたアクアリウムの中よりも、



確実に野外の方に在ると考えて、

サキシマフヨウの木の下や、シロノセンダングサの葉の上ふたばに一斉に放しました。



数ヵ月後、逞しく成長した姿で、会える事を夢見ながらネピース

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2012年02月17日 20:24
Posted by 久米島ホタルの会
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ゴキブリの幼虫、見つけたよ!

「館長、ゴキブリみたいなの、見つけました!」



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子どもたちの大のお気に入りの遊びは、何といっても川遊び、

北風や小雨の日でも、全く気にする様子もなく、

川の土手に陣取って、周辺の石を集める担当、泥をこねる担当、

木々を組む担当と、まるで、大仕事をしている作業員の様に、

上流から下流へと、よどみなく流れる川の流れを堰き止めて、

滞留する場所をこしらえては、「おぉ~、すごーい、水が止まってるぅ~!」と

歓声を上げながら遊んでいます。

その作業中、石の下から見つけたのが、マダラゴキブリの幼虫でした。



隠れていた石をひっくり返されたので、「もう、こまったなぁムカッ

とでも言いたげな、クメジマミナミサワガニや、オオヒライソガニも


   クメジマミナミサワガニ

子ども時代に水辺の落ち葉を食べているマダラゴキブリの幼虫同様、

川遊びの子ども達の仲間です。


   オオヒライソガニ

「はごぉ~、(汚い)」と、小さな生きもの達を、条件反射の様に潰したり、

気持ち悪がったり、怖がったりする事の無い、賢く優しい心の豊かさは、

自然の心地良さを体験し、本当に大切だと理解しているからこそ、

人にも、自然にも、いじめの無い対応が出来るのだと想います。

気がつけば、ホタルの幼虫も石の下に隠れていました。



まだ、冷たい川の水の中で見つけたクメジマボタルの幼虫は、

4月になれば、ホタル館の夜の風景を、賑わせてくれる事でしょう。ニコニコ

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2012年02月10日 20:06
Posted by 久米島ホタルの会
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黒い蝶の正体は桜の恋のキューピット!

今年は、久米島ホタル館の桜の花も、例年以上に満開になり、

誰もが皆、笑顔になるほど、明るいピンク色で染まっています。

春一番の激しい風が、昨夜から今朝にかけて吹き荒れましたが、

その風の強さに耐えるように、島の桜の木々も、丈低く丈夫に育っています。



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曇り空の続く毎日ですが、重たい雲の隙間から、優しい春の日差しが差し込むと、

どこに隠れていたのかと思うほど、沢山の黒い蝶々が、

吸蜜のために桜の花の周りに集まっています。

この蝶々の正体は、呪いや、祟りに纏わるお菊虫として有名な、

ジャコウアゲハ
の成虫です。



少々の雨や風にも負けずに、桜の花の蜜を吸いながら、

次から次へと桜の花の受粉を促しています。

北の国では、まだ雪深いこの時期に、寒緋桜の花が満開の南の島ですが、

その咲いた花の花粉を、結びつける役目の生きものが、現れなければ、

カンヒザクラの花が実をつける事は、ありません。



そのため、この黒く、怪しげな謂れの在る蝶々は、

実は、桜の花の大切なキューピットなのですピース



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2012年02月07日 18:47
Posted by 久米島ホタルの会
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モンシロチョウがいっぱい

「館長、あの、モンシロチョウが、羽化しています!」



曇り空続きの毎日ですが、僅かに晴れたある日の朝、

お母さんと一緒にホタル館を訪れた、島の子どもから預かっていた

沢山のモンシロチョウの幼虫が、ガラスの水槽いっぱいに張り付いたサナギになり、

暖かい陽気に誘われて、一斉に羽化したのです。





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「やっぱり、小さな蝶々になったね。ニコニコ」と、

笑いながら、自分が小学1年生の頃を思い出していました。

学校帰りのキャベツ畑で見つけたモンシロチョウの卵や幼虫を見つけて、



”これが本当に、ちょうちょうになるのかしら?”と、学校の理科教科書で習った現象を、

自分の目で見たくって、キャベツの葉っぱごと、その幼虫を家に持って帰えり、

硝子戸のある本棚に閉じ込めて、毎日毎日、見ていたあの頃のことを、・・・・。



その時のモンシロチョウも、餌のキャベツが少なくて、

びっくりするくらい小さな成虫の姿でした。

黙々と動き回っていた、緑色の芋虫が、ある日、へんちくりんな形のサナギになり、

固くなって動かなくなってしまう不思議な不思議な現象を、直に見ることができた毎日は、

面白い連続ドラマや漫画の続きを心待ちにしている気持に、よく似ています。



でも、それ以上に凄いと想うのは、やっぱり、たとえどんなに小さな存在であっても、

生きて動いて、時間の経過とともに変わるという、生命のメカニズムが組み込まれている

実際の現象は、深く心に息づいて、その感動は、今でも色あせることがありません。



私たちの生きている世界に、自然という環境が、存在しているという事に気付く

子どもの心は、敏感です。



その子どもの心に、寄り添うことのできる大人の心が、未来の地球に反映するのだと想います。

久しぶりの温かな日差しに、久米島ホタル館の草地に放たれたモンシロチョウと、

野外で羽化したナミエシロチョウが、ひらひらと飛び交う優しい風景が、



久米島の次の世代に引き継ぐことができるよう、心から願っています。

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2012年01月20日 19:12
Posted by 久米島ホタルの会
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カマキリもバッタも、・・・!

久米島ホタル館のビオトープやその周辺の芝生を歩くと、

10年ほど前のように、足元で飛び跳ねるバッタの数が増してきました。

手の届く高さの樹木の間では、大きなチョウセンカマキリが、

なんと交尾の真っ最中ハート



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ふっと、足元に目を移すと、さっき跳ね回っていたバッタ達も

いつの間にか、ラブラブハートカップルが出来ていて、



そのカップルに割り込んでくるようなバッタまでいる始末!


  クルマバッタの交尾





「すごいねぇ~、カマキリのような肉食昆虫が生き残れるくらい

ホタル館の自然度が増してきたんだねぇ~!」と、館長は大満足のようです。ピース



「館長、オスのカマキリは、交尾の後、かならずメスに食べられちゃうの?」と質問すると、

「そうとは限らないさ、若いオスなら、タイミング良く逃げ出すことができるよ。」



ホタル館の生きもの達が、増えている事は、

みんなで、一生懸命、自然を大切にしている、がんばっている証です!

だから、とっても嬉しいんです!うわーん

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2011年11月08日 20:47
Posted by 久米島ホタルの会
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蝶々の飛び交うホタル館

「ホタル館には、なんでこんなに蝶々やトンボがいるんですかぁ~びっくり!

と、観光で来られた親子連れや、ホタルの会の活動スタッフは、

不思議そうに尋ねます。


 クロアゲハ

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数年前までは、当たり前に飛び交っていた小さな生きものたちが、最近、

いろいろなところで見られなくなってきたことに、ふっとしたことで気付くことがあります。



「花は好きだけど、虫はいやさぁ~。」ベーという気持ちを

抱く人が、沢山いるからと、その通りに実行するような事が、

以前は普通に行われていました。


 今年は9月から11月にかけて台風と寒暖の影響で桜の花が何度も咲きました。



「だって、どんなに退治しても、虫は、湧いてくるようにしぶといからさぁ。」と、


 ジャコウアゲハにとっても、おいしい蜜のプレゼントです。

本当に、居なくなるなんて、誰も、想わない、考えない、そして、気が付かないまま、

時は移り変わり、今では、沖縄本島や、この久米島でさえ、目の前を飛び交う虫は、

ハエや蚊が、主流になり、残念なことに、ますます、虫の嫌いな人が増えてしまいました。



ホタル館の周りの緑の植物には、蝶々達の幼虫が好む食草を、

ホタル館の館長が歳月をかけて大切に育てたものや、

ホタルの会の会長が植え込んでくれたもの、

大志君が持ってきてくれたものなど、それらの植物たちが、増えてきました。



その食草を目当てに、翅のある昆虫たちが、毎年、ホタル館へと集まってきているのです。



多様な生きものたちが集う場所には、嫌われる生きものも、好まれる生きものもいます。

でも、どの生きものたちも、命をつなぐために必死で生きています。


 オオシロモンセセリ

私たち、久米島ホタルの会や、ホタレンジャーの子どもたちは、その生きものたちの命に

目を輝かせ、その命をつなぐ真っ直ぐな行為に、素直に感動しています。




  リュウキュウミスジ

「昔はいっぱいいたのにねぇ。」と、さみしい溜息をつくことで、事足りるような時代から、

少しでも、多くの生きものたちが、集える居場所づくりに関わる前向きな想いと行動で、

未来の地球を支えていく時代が始まっています。


  今年もサシバがたくさん飛んできました。



  ヒガンバナ                      ショウキズイセン


   今年も、サシバと一緒に「海を渡る蝶」アサギマダラも見られました。

小さな生きものたちが、ひらひらと目の前を舞う姿に、小さな応援を感じます。

それは、自分自身を見つめ始め、生きている意味を悟り始めた人々からの

心強く温かな励ましのように、久米島ホタルの会を、常に支えているのです。

みなさん、本当に、ありがとうございます。サクラ


 タイワンクロボシシジミ            アマミウラナミシジミ

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2011年11月01日 21:09
Posted by 久米島ホタルの会
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クメジマカブトムシも出てきました♪

久米島ホタル館には、色々な生きもの達が持ち込まれます。

傷病鳥はもちろんですが、外来種のアカミミガメ、ハブやアカマタ、

そして今年は、子どもたちの大好きなクメジマカブトムシが、

久しぶりにお目見得です!



お家で、クワガタだと思って育てていた中に、

どう見てもカブトムシに見えるのが、一匹いるので、

館長さんに確認してもらいたいと、地元の小学生とお母さんが、

来てくれたのです。

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「おお、この、りっぱなちっちゃい角は、間違いなく

クメジマカブトのオスですよ。」と、期待通りに館長が応えてくれたので、

二人とも、本当に満足そうな笑顔になっていました。



作年の夏に、小さな飼育ケースの中で、沢山のクワガタムシを飼っていた中に

一匹だけ、カブトムシを交ぜていたけれど、数日で死んだから

まさか、卵を産んでいたとは思わなかったそうです。

小さな飼育容器の中で、頑張ってさなぎになり、こうして土の中から出てきた

オスのカブトムシは、独特の手を横に広げた”ドヤ顔”で、ポーズをとります。



久米島固有種の、このカブトムシが、いつまでも子どもたちの、

あこがれの遊び仲間でいてくれるように、

ホタルの会では、ホタレンジャーの子どもたちとの森づくりを、頑張っています。

その森づくりのために、ホタル館で育てていたクメジマカブトムシも、

次ぎ次に、羽化してきました。

そして、東京の多摩動物園から、クメジマカブトムシを、展示紹介したいという

連絡があり、知人を介してホタル館で飼育していた送りましたので、この夏は、東京でも

クメジマカブトムシの”ドヤ顔”ポーズを見ることが、できるようです!



ぜひ、見にいってくださいね!

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2011年07月04日 01:59
Posted by 久米島ホタルの会
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2つの顔を持つ久米島のクメジマボタル

今年は、久米島ホタル館で長い期間、

クメジマボタルが出現してくれているおかげで、多くの方に

ホタルの光を堪能していただく事が出来ます。



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昨年までは、『五枝のマツ園地』が、久米島で一番のホタル観賞地でしたが、

今年は、ずいぶん少なくなっているため、とても心配しています。

もし、久米島ホタル館で、クメジマボタルが再生していなければ、

年に一度のクメジマボタル観察会が、寂しいものになっていた事でしょう。



「せっかく久米島に来ても季節を外したら観れないホタル館なんて、

つまらないから、毎晩小さな電飾をホタル館の川辺で灯して、

”クメジマボタルは、こんなイメージで光ってますよ!”

みたいな事すれば、観光客が喜ぶんじゃないですか。」と、調査で毎年、

久米島に来られる方から、意外な?アドバイスを頂き、

正直、とてもがっかりしました。



たとえ、その誤魔化しの方を喜ぶ人が多いとしても

私たち久米島ホタルの会は、クメジマボタルが再生するプロセスと、

ホタルとつながる久米島の様々な生きものたちを紹介しながら、

一年に一度しか観る事の出来ない貴重なホタルの存在を、

喜んでくださる観光客の方を、心から大切にしたいと考えています。



久米島のクメジマボタルは、もちろん、この島の貴重な観光資源ですが、

それは、この島で、どれだけ大切にされているかという”お約束”が、あってこそ、

多くの人を引き付ける、本物の価値を持つことができるのです。



それに、安っぽい電飾の造り物で、クメジマボタルの光を表現する事は、

久米島の自然と、この島に暮らす人々の原風景に対しても、

とても失礼なことだと、私達は、考えています。

残念なことに、確かに、久米島では、そのクメジマボタルが、

毎年、減り続けています。



でも、久米島ホタル館では、上流から流れてくる赤土の流出量を、

減らすことができただけで、クメジマボタルの再生が可能になりました。

その評判もあり、今年のホタル観察会には、久米島観光協会の皆さんや

旅行関係者の皆さん、アイランドホテルの送迎バスの協力など、

久米島に暮らしている誰もが、クメジマボタルの再生を喜んでくれています。



希望は常にあります!

久米島の環境指標を表す生きものであり、貴重な観光資源でもある

この2つの顔を持つクメジマボタルの再生は、

この島の未来をきっと明るく照らしてくれるはずです。



ぜひ、多くの方のご協力を、よろしくお願いします。

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2011年05月04日 19:08
Posted by 久米島ホタルの会
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蝶々のモニ1000リベンジしました!

6月第一週に行なったモニタリング1000の蝶々の調査が、

途中、雨に降られて中断してしまったので、そのリベンジに臨みました。



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ホタレンジャーに参加している子ども達は、現在、大岳小学校、清水小学校

仲里小学校、久米島西中学校の3つの小学校と1つの中学校に通っています。



それぞれの学校の先生方が、時々、ホタレンジャーの活動に協力してくださる事があり、

今回は、仲里小学校の東恩納先生が、

だるま山までの道のりを、子どもたちと一緒に参加してくれました。



前回と同じように、今にも降り出しそうな雨雲が、空に浮かぶお天気でした。

しかも、ホタル館の補虫網は、ほとんどが、ボロボロなので、

全員に行き渡る事が無いため、目の前を飛び交う蝶々を見つけても、

網を持っている人を呼んでいるタイムロスで、素早く捕獲する事が出来ません。



気温は高く、かなり汗だく汗になりながら、目的のだるま山まで、行く事が出来ました。

「早く、こっち、こっち。」「あぁ~、逃げられちゃったさぁ~。」と、

必死な割には、成果がありません。

それでも、いつも目にしている蝶々なら、飛んでいるだけで、名前が解ります。



「イシガケチョウ、見つけた~。」「ハイ、こっちにいるのもイシガケチョウね。」

「Aポイントで、3匹、チェックでいいかぁ~。」

3つのグループに分かれて、それぞれのリーダーが、見つけた蝶々の名前と数を、

調査票に書き加えていきます。

「館長、これなにぃ~。」



「リュウキュウミスジだよ。なぜ、ミスジと名前がついているのかな?」



「これはわかる!シロオビアゲハだよね。」

そして、もちろん、蝶々以外の昆虫やトカゲも、みんなよく知っています。


  ハラビロカマキリ                               ヘリグロヒメトカゲ

でも、もっと詳しく館長に教えてもらいながら、書き加えているのが、

久米島ホタレンジャーらしい行動です!

そして、今日も、たくさんのお花にも出会いながら、

お昼前には、目的のだるま山Cポイントまで、調査する事が出来ました。


   テンニンカ

今はまだ、目的意識的な行動として、捉える事ができない小さな子ども達にも

こうした生きもの調査を繰り返しながら、一緒に歩いて、楽しく過ごしていくことで、

きっと、自然を見る正しい目が、育っていくと信じています。ふたば



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2010年06月23日 20:23
Posted by 久米島ホタルの会
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リュウキュウアブラゼミの初鳴きゲット!

6月5日、ホタレンジャーの低学年のメンバーが、

得意満面で、捕ってきたのは、今年初のリュウキュウアブラゼミでした!



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「すっげぇ~、もう、セミがいるばぁ~!(いるのか)」と、

高学年のホタレンジャーが、素直に感心しています。

子ども達のこうした会話に、耳を傾けながら

その一瞬の場面に、ホタレンジャー活動の魅力の一つを感じます。



自然の生きもの達へ向けられる関心は、年齢や性別の垣根が無く、

”なぜだろう?”という素直な問いかけの共有感が、

みんなを一つに繋げてくれるからです。

「ナービカチカチー(ジッ、ジッ、ジッ、ジッー)。」と、鳴いているセミを手にしながら、

笑顔のホタレンジャーの仲間を、誰一人、羨ましがることがありません。



以前は、誰かが、生きものを持っていると、

直ぐに、”ちょうだい、ちょうだい”攻撃が、始まりましたが、今は、

”見せて、見せてぇ”の方が多くなりました。

その後、飼育できなければ、野外に逃がしています。



翌日のホタル館には、姿の見えないリュウキュウアブラゼミの鳴き声が、

巣作りで忙しい、鳥の母さん達に混じって、勢い良く、響き渡っていました。

クマゼミの出現もあと数日・・・。

もう、セミ捕りシーズンの到来ですが、梅雨明けはまだまだですよ。



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2010年06月07日 20:48
Posted by 久米島ホタルの会
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暑いときは~

青いのが大好きなアオスジアゲハ、

吸水する時も、青いものあると、安心するようです。



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最近のお天気は、極端な雨雨と、晴れ晴れが、交互にやってくるので、

小さな生きもの達は、その変化に対応しながら、

生き残る為に本当に大変です。

雨の後の太陽の熱は、大地に染み込んだ水分を、ぐんぐん蒸発させていくので、

木陰の少ない場所は、カラカラに乾いてしまいます。



この季節に、求愛活動をしている小さな生きもの達は、

遠くまで、出かけていく為に体力を使い、喉もカラカラに渇いているようです。



ホタル館では、捨てられたペットのミシシッピーアカミミガメを、

ベビーバスに入れて飼育していて、そのケアのために一日に何度も水を入れ替えます。



そのため、いつでも周囲は、アカミミガメのミネラルたっぷりの水分が染み込んでいて

この季節になると、その水分を目当てに、アオスジアゲハが、吸水に訪れます。

生きもの達の小さな命は、様々な生きもの達のささやかな営みで、支えられているのです。ニコニコ



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2010年05月25日 23:16
Posted by 久米島ホタルの会
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