2008年05月10日

クメジマボタルの季節が終わりました!

2008年度の久米島ホタルの会のホタル観察会が、

5月5日で終了しました。

今年も非常に多くの皆さんに参加していただけたことを、本当に感謝しています。

参加された皆さん、ありがとうございました!

そして、久米島ホタルのボランティアスタッフの皆さん、お疲れ様でした!



現在、クメジマボタルは、

5月8日以降、五枝のマツ園地での出現をほぼ終えました。

多く見られるホタルは、沖縄本島とその周辺離島に生息分布する

幼虫が陸生のクロイワボタルやオキナワスジボタルです。案内については

クメジマボタルと異なる種類のホタルですので、誤解のないようにお願いいたします。



今年は、幼虫の上陸が遅く、出現が遅れた上に寒い日も続いたため、出現期が短く、

クメジマボタルの成虫は、早々と姿を消してしまいましたが、それでも、

五枝のマツ園地とカンジンダム湖のホタル水路は、

私たちにホタルの光を十分に楽しませてくれました。



残念なことに、かつてはたくさん見られた場所、

具志川城跡周辺の小川や白瀬川中流しいな橋上流側の通称蛍橋などでは、

昨年同様、今年も、ホタルの出現が、非常に少なかったのです。

河床には、以前は見られなかった大量の赤土が覆っています。

五枝のマツ園地の小川も、2003年から2004年にかけて、

源流の開発が原因で、大量の赤土が流出しホタルが激減しました。

幸い、地主の方の協力もあって、3年かけてホタルが蘇りました。



その間に、久米島ホタル館の館長が提案した

ダム湖の水質浄化施設の棚田と水路案のゾーニング案をもとに

カンジンダム湖内の水質浄化施設であるホタル水路が完成し、

施設内の生きものの再生に向けて、久米島ホタルの会が指導・協力しながら、

平成16年度から、4年間、現在も取り組んでいます。

この大がかりなホタルとホタルにつながる生きものたちの再生に向けての取り組みは、

沖縄県南部農林土木事務所、沖縄県文化環境部環境保全課、久米島町教育委員会を主催の

恒例行事で(カンジンダム)、ホタルの会が全面協力して、

リバーウォッチングと宇江原総清さん提供のサガリバナを挿し木、

ホタルの会が準備した水辺植物や水草、フナやマルタニシなどの植栽・放流を

久米島全小学校のこども達と一緒に、ダム湖の水質浄化施設の充実のために努めました。



その成果によって、必ず近いうちにホタルがたくさん飛ぶようになりますと宣言していたとおり、

五枝のマツ園地は、2006年から3年続けて、クメジマボタルがたくさん発生し、

現在、多くの方々が、クメジマボタルの鑑賞に訪れる大切な場所になりました。

かつては、この島のどこにでもいたクメジマボタルが、残念ながら、

しっかりとした保全活動がなければ、具志川城跡周辺の小川や

白瀬川中流しいな橋上流側の通称蛍橋などのように、

安全で、安心して訪れる観光資源としてのホタル観賞地が失われてしまいます。

ホタル観賞地を案内し、ホタルツアーを行っている、ホテルの関係者やタクシー会社の皆さん、

民宿や商店街の方々、ホタルを大切に思う方々に、ぜひ、ホタルの棲める環境を、

保全することに力を貸していただきたいと、心からのご協力を、お願いしたいのです。



ホタルを観る目的で利用するだけでなく、

安全に、安心して鑑賞できるホタルの発生地を保護し、

ホタルの棲む環境を保全するための協力を、ぜひ、お願いいたします。

そして、どうか、久米島の貴重なホタルを守る久米島ホタルの会の活動にも、

多くの方々のご支援、ご参加、ご協力をお待ちしています!  
Posted by 久米島ホタルの会 at 20:18Comments(0)TrackBack(0)